レビュー |
【レビュー】左手デバイスとしての『8BitDo Micro』
イマイチなところ(続き)
押し心地がイマイチなボタンがある
ボタンの押し心地があまり良くないと感じるボタンがあります。
前面にある大きめのボタンは押したときの感触が「ベコッ」という感覚であり、わたしはあまり好きではありません。
押しにくいボタンがある
また、L2 / R2 ボタンは非常に小さいボタンになっており、押しづらいです。
ゲームにおいては重要性・使用頻度の低いボタンなのだと思いますが、1 つのボタンと考えると、使いづらくなってしまっています。
キーコンビネーションを設定できるが 4 キーの同時押しが最大
8BitDo Micro のボタンには、例えば Command + c
のようなキーコンビネーションを割り当てる事もできます。
しかし、Ctrl + Option + Command + Shift + c
などは割り当てができません。
4 キーの同時押しまでしか割り当てることが出来ない ので、上記のコマンドは割り当てられないのです。
「そんな無茶苦茶なキーを設定することある?」
と思うかもしれませんが、 Hyper Key
という概念(?)があり、すでにあるキーボードショートカットと衝突しないように modifier キーを沢山組み合わせてショートカットキーを作るのは、1 つの方法として一部で定着しているのですが、そういったショートカットキーの割り当てが出来ません。
意外とボタンが足りなくなる
16 キーある 8BitDo Micro ですが、意外とボタンが足りないと感じる事があります。
例えば、拡大 / 縮小や Undo / Redo のような 2 つペアのアクションを設定していくと考えると、 8 ペアしか設定できないのです。
工夫すればどうにでもなる気がしますが、意外と『足りない』と感じる場面はありました。
ボタンが多すぎても、体になじまなかったり覚えられなかったりもあるので、この点は使い方の問題でもあると思います。
レイヤー機能があってもいいのかも?と思ったりもしますが、わたしはキーボードのレイヤー機能を使いこなしたこともないので、ボタン数に関してはわたしが慣れていくべきだろう、と思っています😅
キーボードショートカットがつかえないアプリでは動作しない
YouTube を見る時に使えないかと思ったのですが iOS の YouTube アプリにはあまりキーボードショートカットが用意されておらず、このデバイスを有効活用できなさそうでした。
再生・一時停止、10 秒シークなどはできるのですが、『次の動画を再生』や『再生速度の変更』などはどうやっても不可能そうでした。
キーボードでの使用があまり想定されていないようなアプリやソフトでは、このデバイスはあまり力を発揮できないと思います。
特定条件下でオートスリープが効かない(?)
このコントローラーにはオートスリープ機能があり、さらにその機能のオンオフがアプリから設定できます。
『勝手にスリープされると不便だから』という理由で自動的にスリープしないようにオフにするために用意されている機能っぽいですが、わたしの環境だと逆でオートスリープをオンにしてても、オートスリープが効いていない気がします。
オートスリープは 15 分放置すると発動するそうなのですが、わたしの 8BitDo Micro は放置していると、バッテリー残量がなくなっています。
ただ、これはおそらくわたしの環境からくる問題な気がしていて、CIO のマグネット充電用のアダプタを常に USB-C ポートに差してるので有線接続状態と認識されて、スリープしないのではないか と思っています。