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【レビュー】(ネタバレなし)デス・ストランディング 2 クリア後レビュー

公式サイトより
PS5 の DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH というゲームのストーリーを最後まで完走したので、レビューしてみます。
DEATH STRANDING 1 のディレクターズカット版も以前に PS5 でプレイしたことがあり、続編ということで気になっていたタイトルでした。
わたしは、ヘビーゲーマーではなく、非常にカジュアルにゲームを遊ぶタイプであり、ゲーム自体、あまり詳しい方ではありませんので、その点も考慮に入れて読み進めていただければと思います。
よかったところ
ストーリーが面白かった
わたしは、もともと複雑なストーリーのゲームや映画のストーリーを理解するのが苦手な方で、前作にしても今作にしても、ストーリーをちゃんと理解できたわけではありません。
そんなわたしの感想にはなってしまいますが、本作のストーリーは飽きが来ない興味深いストーリーになっていたと思います。
次はどういう展開になるのかな、などと考えながらプレイし続けることができ、とても楽しめました。
ゲーム性も(相変わらず)面白かった
DEATH STRANDING を初めてプレイした時は、その『配達』というゲーム性が新鮮で驚きましたが、そういった面は変わらず面白かったです。
さらに、前作に引き続き、配達だけでなく、戦闘があったり、ユニークな乗り物や武器などもあり、色々な楽しみ方が出来るのがとてもいいと思いました。
プレイフィールもよくできていた
前作では、乗り物がスタックしてしまって動けなくなるような事が多かったり、間違って敵(人間)を殺してしまう(このゲームではそれが問題になる)事が度々あった記憶があるのですが、そういった事が起こりづらくなっていたように思います。
また、『移動の大変さにも対策がされており、乗り物が序盤から出てくる様に調整されている』といった話を何かで読んだ気がしますが、ゲーム内で移動の不満を感じることもありませんでした。
また、全体的な難易度も丁度よかったと思います。
ボリュームも十分あった
面白いので、次々と進めてしまい『長い時間やり込んだ』という感覚はありませんが、十分なボリュームがあったと思います。
やり込み要素も多く、遊び方も様々なので、ボリュームが少ない、と感じる人は少ないのでは無いかと思います。
作中のユーモアや遊び心、キャラクターや世界観がよかった
こちらも、前作から引き続きですが、世界観が良かったです。
各キャラクターの個性もいい感じですし、ゲーム中に知っている有名人が出てきたり、他の作品(テレビ・アニメ)やそのキャラクターを連想させる展開があったり、楽しませてくれる要素が多いです。
ちなみにわたしが元々知っていた有名人は、
- 星野源
- 三浦大知
- 忽那汐里
- ローレン・サイ(『テラスハウス』で知ってた)
- マ・ドンソク(『新感染 ファイナル・エクスプレス』で知っていた)
といった感じでした。
グラフィックや音楽もとてもいい
前作をプレイ済みだったので、ものすごく感動したわけではありませんが、グラフィックや音楽も変わらず非常にレベルが高かったと思います。
いまいちなところ
前作と比較して大きな新鮮さはなかった
乱暴に言ってしまうと、全体的に前作と大きく変わり映えしないなーという感じがありました。
ベースのゲームコンセプトやゲーム性は変わらず、細かい改善や追加要素などはあるものの、雑にいうと『ストーリーが違うだけ』みたいな印象を受けました。
『龍が如く』シリーズと感覚が似ていて、『ストーリーは前作とは違うし、ストーリー自体も面白いが、ゲームの中でやることやプレイした感覚は大差ない』的な感じです。
他の人はどう感じたのか気になって調べてみたりしましたが、
俺はストーリーをおさらいするために1週間前に前作を遊び直したばかりで、続けざまにほぼ変わらない事をやらされているのでこれなら復習しない方が良かったかもと思うほど
上記のようなレビューをされている方もおり、この感覚を抱いた人はわたしだけではなかった様でした。
情報が多すぎて理解できなかった事・ものが多々あった
これは前作もそうなのですが、ストーリーも、ゲーム内での細かい要素なども、全体的に理解しないまま進める事ができてしまいます。
使わない武器や道具、機能などがあったり、無視した敵がいたり、未取得のアイテムがあったり、よくわからないまま適当につかったもの、ゴリ押しして無理やり突破した要素なども多々ありました。
オンライン連携系のものや、建設系はほとんど理解せず、使ったりもしませんでした。
クリア後に知った機能や遊び方、仕様などもありましたし、ゲーム中に出てくる専門用語も多く、情報過多で、理解を諦めたものも多かったです。
大陸?が狭い気がした
前作はアメリカ大陸が舞台でしたが、今回はメキシコ大陸とオーストラリア大陸が舞台でした。
ゲーム内で移動できる範囲は決して狭くなく、むしろ広大なのですが、「これでメキシコ大陸の端まで来ました」とか言われると、「ん?そう言われると狭くない??」と思ったりしてしまいました。
音楽もなんとなく似たりよったり
おそらく、前作で聞けた曲が今作でも聞けるようになっているからだと思いますが、音楽にもなんとなく代わり映えがしない感じがしました。
意外とキャラクターがモデルになった人物に似ていない気がした
流石に主人公のノーマン・リーダスは似ていますが、他のキャラクター、特に日本人のキャラクターはモデルになった人物とうり二つ、とは思えなかったです。
もちろん、モデルの人物が分かる程度には似ているとは思うのですが、『実物そのまま』みたいな印象ではなかったです。
コレについては、調べたら同じ様な内容が話題になっていたようでした。
一種の不気味の谷現象なのではないか、という感じみたいですね。
やや感じる作業ゲー感
前作でも感じましたが、作業ゲー感が少しあります。
配達する、というゲームなので作業感があるのも仕方ないのですが、配達する、必要な資材を稼いで運ぶ、国道やモノレールを復旧してつなげる、みたいな作業があるので、作業ゲー感があります。
やり込み要素も多い
達成度を 100% にするまでやりたい人や、このゲームが好きで遊び尽くしたいタイプの人には最高なのだと思いますが、カジュアルゲーマーの私にとっては、プレイ後に終わってないことが沢山あるのは、止めるタイミングがはっきりと作れないので、ちょっと過多に感じました。
前作では、カイラルネットワークをすべてつなぎ、国道をすべて復旧させるまでやって終了にしましたが、今回はカイラルネットワークは全てつないだものの、国道はまだ残っていて、更に今作から追加されたモノレールも全復旧できていません。
ある程度まで残りをこなすか、ストーリーはクリアしたのでやめてしまうかは決めかねています。
未プレイの人は前作からはじめるべきか
個人的には、気になっている人は 2 から始めればいい気がします。
ストーリーをしっかり理解したい人は、1 からプレイするべきかと思いますが、ゲームを楽しみたいだけの人は 2 からプレイしても十分に楽しめると思いました。
まとめ
色々書きましたが、わたしの最終的な印象は良かったです。
十分に楽しめますし、とても良くできているゲームであり、ユニークなゲームです。
未プレイな人には是非やってみることをおすすめしたいゲームです。
この商品の評価
関連リンク
- PRODUCT: DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH | Kojima Productions - 公式サイト
- DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH | ゲームタイトル | PlayStation (日本) - playstation.com
