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【レビュー】見た目はスマホな Android 搭載の電子ペーパーデバイス BOOX Palma

By: 「Lately(レイトリー)」編集部

ONYX, BOOX, BOOX Palma, ガジェット

ほぼスマホな電子ペーパーデバイス BOOX Palma

ほぼスマホな電子ペーパーデバイス BOOX Palma

この記事の画像(5枚)

もくじ

E Ink デバイスの BOOX Palma という Android 搭載の電子ペーパーデバイスを紹介します。

現在は後継機である BOOX Palma 2 が販売されていますが、Palma 2 は初代 Palma の基本仕様の多くを踏襲しており、Palma 2 の購入を検討されている方にも参考になるかと思います

この記事のポイント

  • BOOX Palma はスマホサイズの電子ペーパーデバイス
  • 電話回線は使えない
  • Android アプリは何でも使える
  • 見た目がミニマル、スタンバイ画面がおしゃれ
  • 電子書籍リーダーとしては、人を選ぶかもしれない

BOOX Palma について

BOOX Palma は E Ink ディスプレイを搭載した電子ペーパーデバイスです。

スマホのようなサイズ感・見た目ですが、電話回線を使った通信機能は搭載しておらず Wi-Fi で通信を行うデバイスになっています。

E Ink ディスプレイをもつデバイスは、タブレットサイズのものが多いと思いますが、ポケットに入るスマホサイズの電子ペーパーデバイスということで、一部の読書好きの人達に受けて、好評を博しています。

ニッチで変化球なデバイスですが、そこが一部の人にウケているようです。

YouTube やソーシャルメディア上でこのニッチなデバイスを絶賛している人が結構おり、わたしも海外ユーザーがすすめているのをみてこのデバイスを知りました。

本体サイズの関係なのか女性の方が Palma を推しているケースが多いようにも感じます。

BOOX Palma を購入した理由

実はわたしは、このデバイスを主に就寝前に使用する用途で、購入しました。

わたしは、寝付きの悪さや中途覚醒、寝不足感や日中のダルさなどを感じており、睡眠の改善に強い関心を持っています。

そして、わたしは就寝前にスマホやタブレットを触ったり、動画を見たりしてしまう習慣があり、これを体調不良の原因かもしれないと考えていました。

就寝前のスマホ使用は睡眠に悪影響をもたらすとよくいいます。

ブルーライトの影響や、就寝前に大量の情報を頭に入れることで脳が活性化してしまい寝付きが悪くなる、という理屈らしく、その説明は理にかなっていると感じており、少しでも睡眠を改善しようとこのデバイスを購入してみました。

本来は、就寝前のスマホやタブレットの使用をやめればいいだけの話なのですが、やめられないので、妥協策としてこのデバイスを購入しました。

BOOX Palma の主な特徴

主な特徴

  • 6.13 インチの E Ink ディスプレイ
  • Android 11 搭載
  • Wi-Fi (802.11b/g/n/ac) / Bluetooth 5.0 搭載
  • USB-C
  • 16 MP カメラ
  • microSDXC 対応
  • 本体容量: 128 GB
  • カラー: ブラック / ホワイト
  • サイズ: 159 x 80 x 8.0 mm
  • 重量: 170 g

BOOX Palma のいいところ

E Ink なのに、スマホっぽく普通に使える

このデバイスの強みのひとつに「E Ink デバイスによくある画面リフレッシュのモタつきがあまりなく、比較的レスポンスがいい」という点があります。

E Ink デバイスはその特性上、表示したものが画面上に残ってしまう「残像」という現象が起こり、その対策として、画面を点滅させるような動作をさせ画面をリフレッシュすることが行われます。

そのリフレッシュやその速度がこの手のデバイスの使い勝手にわりと影響します。

BOOX Palma は BSR (BOOX Super Refresh) という E Ink のパフォーマンスを向上させる技術を使っているとのことで、わりと軽快な使用感を実現しており、スマホっぽい感覚で使うことができます

また、画面リフレッシュの挙動を始めとした E Ink 関連の設定を各アプリごとに個別に行うことができ、設定次第では動画を見ることもできます。

電子ペーパーで動画を見れるのは、とても新鮮な感覚です。

見た目がシンプル・ミニマル

見た目はとてもスッキリしている BOOX Palma

見た目はとてもスッキリしている BOOX Palma

この記事の画像(5枚)

このデバイスは比較的シンプルでミニマルな見た目をしています。

形もほぼ長方形で、リアのカメラ部分以外は特に大きな凹凸もありません。

とてもスッキリした見た目をしており、シンプルなものを好きな人には刺さるデバイスだと思います。

スタンバイ画面がかっこいい

このデバイス、スタンバイ画面がかっこよく、それが SNS 上でたまに話題になっています。

スタンバイ画面を使って高級置き時計化した BOOX Palma

スタンバイ画面を使って高級置き時計化した BOOX Palma

この記事の画像(5枚)

わたしもこのスタンバイ画面をかなり気に入っていて、置き時計・カレンダーとして活用しています。

モノクロのディスプレイと、かっこいいスタンバイ画面、そこに前述したミニマルなデバイスの見た目も加わって、デスク上置くとテンションが上がるようなデバイスになっています。

電池の持ちがいい

E Ink デバイスということでバッテリーの持ちがいいです。

常用スマホではないため、毎日充電しなければいけないとなると面倒ですが、バッテリーの持ちがいいので、充電回数が少なくて済んで助かっています。

Android のアプリは何でも動く

BOOX Palma は Android デバイスであり Google Play Store が使えるため、基本的にどんなアプリでも動作します。

実用的かどうかは別として、基本的に Google Play Store にあるアプリは動作するので、スマホで行うような作業がこの電子ペーパーデバイス上でも行うことができます。

スピーカーが高性能

上記は BOOX 製品の日本の販売代理店によるものですが、ツイートにある通り音がちゃんと出ます。

就寝前に動画を見ることの多いわたしにとっては、地味にうれしいポイントです。

音楽を流しながら読書する、といった使い方ももちろんできます。

USB-C 充電であること

現在では USB-C は標準的になってきていますが、しっかり USB-C を採用してくれている点は個人的には評価してあげたいです。

その他いいところ・ユニークなところ

E Ink ディスプレイなので、電源が切れてる時に表示する画面の内容(画像やテキスト)の設定をすることができるのはユニークなポイントです。

また、スクリーンセーバーに透明オプションが用意されており、最後に使ったアプリの画面を固定表示する機能なんかもあります。

BOOX Palma の気になる点

Android のバージョンが 11 で古い

このデバイスは Android 11 搭載のデバイスであり、Android バージョンのメジャーアップデートが行われる事もなさそうです。

Android 11 は 2020 年にリリースされたバージョンであり、現在は 16 が最新となっており、すでに枯れかけている OS になります。

OS のサポートが終了すると、セキュリティアップデートの提供も終了してしまう可能性があるのと、各アプリが Android 11 のサポートを打ち切ると、次第に使えないアプリも出てくる可能性があり、将来性という意味では、少し不安のあるデバイスです。

現在は BOOX Palma 2 が販売されており、そちらは Android 13 搭載のようなので、購入を検討されている方は、そちらを買うのがいいと思います。

無線充電がない / マグネット式スタンドが使えない

BOOX Palma には無線充電機能は搭載されていません。

有線で充電する必要があり、MagSafe 充電に慣れているわたしは充電が少し手間だと感じます

また、マグネット式のスタンドに本デバイスを固定する方法も用意されていません。

わたしは両面テープで貼り付けるタイプのメタルリングを使ってマグネットスタンドを使えるようにしていましたが、不格好になってしまいますし、最初からマグネットが使えればいいのに…とよく思っています。

大きさがスマホよりはやや大きく、持ちづらい

iPhone 14 Pro と比較すると、やや大きめのサイズになっています。

BOOX Palma と iPhone 14 Pro の大きさの比較。Palma はやや大き目になっている。

BOOX Palma と iPhone 14 Pro の大きさの比較。Palma はやや大き目になっている。

この記事の画像(5枚)

正直、スマホのサイズとして考えると少し大きめの部類に入る感じがあり、画面端の操作や、ボタンを押す際に、少し操作がしづらいと感じます。

公式の保護ケースをつけた状態だと、サイドボタンの感触が気持ち悪い

わたしは柔らかい TPU 素材でできた公式のケースをつけて使用しているのですが、このケースのせいでサイドのボタンを押した感覚が気持ち悪いと感じています。

この記事を書くまで、BOOX Palma 本体の問題だと思っていましたが、ケースを外してみたら、だいぶ感触がマシだったので、ケースが原因のようです。

ケースを外して使ったり、ケースを買い替えれば、この点はあまり問題にならないかも知れませんが、あまり選択肢も多くないですし、サブデバイスのケースをわざわざ買い替える気にはなれないので、不満を感じながら使い続けています。

充電が遅い気がする

これはわたしの思い違いの可能性もありますが、なんとなく充電が遅いと感じます。

急速充電の有無の関係でしょうか?

痒いところに手が届かない

たとえばスタンバイ画面のカレンダーをカスタマイズしたい、となった場合、調整できる範囲は限られていますし、設定方法も分かりづらいです。

スタンバイ画面のカスタマイズ方法

  • 時計の表記を切替える(24 時間表記と AM/PM 表記)
    • 設定アプリの More Settings → Date and Time から変更可能
  • カレンダーの週の開始曜日を変更する
    • Calendar Memo という純正アプリの Calendar Settings → Starting day of the week を変更する

ほかにも、純正の設定アプリはなぜかスムーズにスクロールできずページが切り替わるようなスクロールになってしまうなど、各所に違和感のある挙動や作りが見受けられます

わりと厚めのベゼルがある

このデバイスには iPhone などを見慣れていると違和感を感じるほど厚いベゼルがあります。

割としっかり存在感があるベゼルを持つ BOOX Palma

割としっかり存在感があるベゼルを持つ BOOX Palma

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E Ink ディスプレイの制約なのかもしれませんが、ジャマくささを感じます。

カメラは不要だった

この製品には外カメラが搭載されています。

どうやらドキュメントスキャナー用途を念頭に搭載されているようですが、正直使う機会も使おうと思う場面もありません。

カメラを搭載せずに販売価格を下げてくれたほうがよかったな、と思います。

電子書籍リーダーとして使い勝手

E Ink 関連の設定は柔軟&豊富

リフレッシュ方法や見た目の調整(絵や動画の見え方、テキストの読みやすさに影響する)に関する設定は豊富に用意されており、アプリごとにそれを変更することができます

また、手動で画面をリフレッシュする方法も用意されており、電子ペーパーに関連する設定や機能は充実していると感じます

ディスプレイの明るさや色温度の調整も簡単で、このあたりは非常によくできています。

ボリュームボタンを使ったページ送りが可能

本を読む際のページ送りは、ボリュームボタンを使って行うことができます。

直感的な物理ボタンを使ったページ送りができるのはとてもよく、これができることで、片手のみを使って読書をすることが可能となります。

また、使い勝手は少し変わってきますが、横持ちにしても、ボリュームボタンのある側を下にすることで、右手による片手操作が可能です。

マンガやレイアウト固定の電子書籍は読みやすいか

横持ち見開き画面でマンガを読むのはむずかしいです。

また、読めなくはないですが、縦持ち 1 ページでマンガを読む場合も小さいコマにある文字は読みづらいと感じます。

レイアウト固定の電子書籍もマンガ同様です。

EPUB などのテキスト本は読みやすいか

横持ちの場合、当然画面は横長になります。

そうなると、行あたりの文字数が非常に少なくなり、行数が増える形になります。

好みかと思いますが、横持ちは個人的には読みづらいと感じます。

縦持ちの場合は、一行あたりの文字数は一般的な本と似たような量になり、個人的には一番テキスト本を読みやすい使い方だと思います。

デバイスに横幅があまりないので一般的な電子書籍リーダーと比較すると、表示できる行数は少なく、違和感は多少ありますが、この使い方が唯一使えそうな使い方だな、と思います

まとめ

個人的には、デバイスのサイズが少し大きめで持ちづらいことと、ケース着用時のボタンの感触の気持ち悪さによって、使い心地があまり良くないデバイスだと感じています。

また、このデバイスで行う読書はなぜか集中できないことが多く、使用頻度は少なくなってしまっています。

スタンバイ画面は気に入っているので、そういう使い方はしているものの、わたしにとっては高級置き時計となっています。

あまりないユニークなデバイスであり、ロマンは感じるものの、実用性という意味では、あまり高い評価はできないのが正直なところです。

使い勝手の微妙さから、購入の目的であった睡眠の改善にもあまり寄与せず、そういう点でもコスパは悪かったかな、と思っています。

現在は初代の BOOX Palma は販売終了となっており Palma 2 が販売されていますので、購入リンクは Palma 2 のものを記載しておきます。

よかったらチェックしてみてください。

この商品の評価

3普通好み次第では、高評価する人はいると思う

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