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【レビュー】見た目はスマホな Android 搭載の電子ペーパーデバイス BOOX Palma
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BOOX Palma のいいところ
E Ink なのに、スマホっぽく普通に使える
このデバイスの強みのひとつに「E Ink デバイスによくある画面リフレッシュのモタつきがあまりなく、比較的レスポンスがいい」という点があります。
E Ink デバイスはその特性上、表示したものが画面上に残ってしまう「残像」という現象が起こり、その対策として、画面を点滅させるような動作をさせ画面をリフレッシュする事が行われます。
そのリフレッシュやその速度がこの手のデバイスの使い勝手に割と影響します。
BOOX Palma は BSR (BOOX Super Refresh) という E Ink のパフォーマンスを向上させる技術を使っているとのことで、割と軽快な使用感を実現しており、スマホっぽい感覚で使うことができます。
また、画面リフレッシュの挙動を始めとした E Ink 関連の設定を各アプリごとに個別に行う事ができ、設定次第では動画を見ることもできます。
電子ペーパーで動画を見れるのは、とても新鮮な感覚です。
見た目がシンプル・ミニマル

見た目はとてもスッキリしている BOOX Palma
このデバイスは比較的シンプルでミニマルな見た目をしています。
形もほぼ長方形で、リアのカメラ部分以外は特に大きな凹凸もありません。
とてもスッキリした見た目をしており、シンプルなものを好きな人には刺さるデバイスだと思います。
スタンバイ画面がかっこいい
このデバイス、スタンバイ画面がかっこよく、それが SNS 上でたまに話題になっています。

スタンバイ画面を使って高級置き時計化した BOOX Palma
わたしもこのスタンバイ画面をかなり気に入っていて、置き時計・カレンダーとして活用しています。
モノクロのディスプレイと、かっこいいスタンバイ画面、そこに前述したミニマルなデバイスの見た目も加わって、デスク上置くとテンションが上がるようなデバイスになっています。
電池の持ちが良い
E Ink デバイスということでバッテリーの持ちがいいです。
常用スマホではないため、毎日充電しなければいけないとなると面倒ですが、バッテリーの持ちがいいので、充電回数が少なくて済んで助かっています。
Android のアプリは何でも動く
BOOX Palma は Android デバイスであり Google Play Store が使えるため、基本的にどんなアプリでも動作します。
実用的かどうかは別として、基本的に Google Play Store にあるアプリは動作するので、スマホで行うような作業がこの電子ペーパーデバイス上でも行うことができます。
スピーカーが高性能
上記は BOOX 製品の日本の販売代理店によるものですが、ツイートにある通り音がちゃんと出ます。
就寝前に動画を見ることの多いわたしにとっては、地味に嬉しいポイントです。
音楽を流しながら読書する、といった使い方ももちろんできます。
USB-C 充電であること
現在では USB-C は標準的になってきていますが、しっかり USB-C を採用してくれている点は個人的には評価してあげたいです。
その他いいところ・ユニークなところ
E Ink ディスプレイなので、電源が切れてる時に表示する画面の内容(画像やテキスト)の設定をする事ができるのはユニークなポイントです。
また、スクリーンセーバーに透明オプションが用意されており、最後に使ったアプリの画面を固定表示する機能なんかもあります。