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【レビュー】『Clair Obscur: Expedition 33』は気になる点は多数あるものの、絶賛評価も納得の面白い良ゲーだった

By: 「Lately(レイトリー)」編集部

PlayStation 5(PS5), ゲーム

画像: PlayStation Store より

画像: PlayStation Store より

もくじ

非常に高い評価を得ていると評判になっていた『 Clair Obscur: Expedition 33(クレール・オブスキュール:エクスペディション 33) 』というゲームを購入し、遊び終えたのでレビューしてみたいと思います。

この記事のポイント

  • 独自のストーリー・世界観・音楽と、十分なゲームボリュームを楽しめる
  • 序盤は高難度だが、育成とシステム理解が進む中盤以降は戦闘が爽快になる
  • 専門用語、マップ、移動、装備管理、UI など全体的に分かりづらく面倒な要素が多い
  • 多数の不満点があっても、最終的には高評価に納得できる面白さがある

どんなゲーム?

クレール・オブスキュールは JRPG に強い影響を受けたフランス製のリアクティブターン制 RPG となっています。

The Game Awards 2025 で Game of the Year(年間最高ゲーム賞)を含む 9 部門を受賞し、Metacritic のメタスコアは 92 を獲得するなど、各所で高評価を受けているゲームとなります。

いいところ

ユニークなストーリー

ストーリーはユニークで興味深いものとなっています。

内容は難しめですが、逆に言うと奥が深いということだと思うので、ここはプラスに評価すべきところかなと思います。

ユニークな世界観

グラフィックや世界観、音楽はユニークで雰囲気があります。

中世のヨーロッパ風なので、慣れるまでに少し時間はかかるかもしれませんが、独特の世界観でいいと思いました。

十分なボリューム

ゲームのボリュームは、やりこみ要素を除いた部分にもしっかりとボリュームがあり、十分に楽しむことができました。

やりこみ要素までこなしたり、2 周目まで楽しむような人はもちろん楽しめると思いますし、カジュアルに楽しみたい人にとっても「ボリュームが足りなくて不満」といった感想にはなりにくいと思います。

慣れてくる&強くなると、戦闘は爽快

序盤の戦闘では、ワンパン、ツーパンくらいでやられてしまうので非常にストレスが高かったのですが、武器やアイテム、能力があがってきてからは、戦闘も楽しくなっていきました。

パリーや戦闘システム、キャラクターごとの個性・特性への理解が進んだのもあるかもしれませんが、中盤くらいからすぐに全滅するようなことがなくなり快適になっていきました

気になるところ

このゲームの気になるところは、「全体的にわかりづらいことが多い」という言葉に集約できると思います。

ゲームのタイトルからしてよくわからない

まず、ゲーム名からしてわかりづらいです。

『Clair Obscur: Expedition 33(クレール・オブスキュール:エクスペディション 33)』が正式名ですが、『クレール・オブスキュール』という部分はフランス語なのもあり、その意味が未だによくわかっていません😅

『Expedition 33』は英語であり『第 33 遠征隊』という意味になっており、プレイすれば流石に分かるものなので、こっちの名前一本でよかったのでは?と思います。

Why is the game called "Clair Obscure"? : r/expedition33

覚えることや専門用語が多い

ゲームの内容で言うと、覚えることや専門用語がやたらと多いです。

各味方キャラクターはそれぞれ違った特性を持っており戦い方が違いますし、ピクトス / ルミナなどの分かりづらい概念があったり、クロマだなんだと専門用語が多いです。

さらに、各種状態やらステインやらフォーテルやらトワイライト状態やら、ネブロン、ジェストラルなど、本当に色々な概念がありわたしは覚えきれませんでした

キャラクターの個性が薄め

わたしは、ゲームのキャラクターにあまり思い入れが生まれないタイプです。

そのせいか、最後まで誰が誰かイマイチはっきり認識できませんでした

女性キャラが何人いたか、それぞれどんな性格か、などを聞かれたらパッと答えられないレベルです。

また、男性キャラたちも似たような見た目をしており「ちょっと意味がわからない」と思いました

(Spoilers) Why did the devs make Gustave and Verso look so similar? : r/expedition33

ミニマップがなく、迷う

ダンジョン内の移動に関しても、ミニマップがないので、「どこからきたか」「どこが通れる道なのか」などの基本的なところがわかりにくいので迷います

序盤は敵も強かったので、迷子になると強い敵とのエンカウント率が上がってしまい、このゲームが嫌になりかけました。

行きたいダンジョンや、後で戻ってきたいダンジョンをマーキングできない

このゲームは、ワールドマップにはマップがあるのですが、マーキング機能がありません。

プレイしていると「強すぎてあきらめたボスがいるダンジョン」「やり残しがあるダンジョン」「買いたい武器があり、戻って来たい店」などが出てくるのが普通だと思いますが、マーキングできないので自分で覚えておく必要があります😱

ワールドマップでファストトラベルがない

また、ワールドマップはそこそこ広いのですが、ファストトラベルがありません。

移動手段が充実してくると、この問題は軽減されていきますが、それでも『マップを見て、コンパスを確認して方角をあわせ、移動する』という面倒が発生するので、終盤になっても面倒なのは変わりません。

道中なにか楽しいことがあるわけでもないので、シンプルに移動に時間がかかるのは苦痛でした。

スキル強化・ステータス強化・装備変更の頻度が多く、面倒

RPG には、レベルが上ったりアイテムや装備を手に入れた後に装備を入れ替えたりステータスを強化する作業があると思いますが、これが結構な頻度で発生するので面倒でした。

ピクトスには『装備して 4 回戦闘するとルミナとして一部の効果を習得できる』という仕様もあるので、頻繁にピクトスの入れ替えと、ルミナの設定が発生し、それに加えて装備の変更やステータス、スキルの強化もあるので、そういった作業で忙しくなります😅

いろいろなものが『無駄に』わかりづらい

操作面でも、不満に感じることは多かったです。

操作について言うと、ダンジョンや街などで『何がインタラクティブで、何が非インタラクティブなオブジェクトなのか』がわからないと感じることが多々ありました。

たとえば、高いところから飛び降りれるところと飛び降りれないところがあったり、登れるのか登れないのか分かりづらい場所や、通れるのか通れないのかわからない場所、壊せる壁と壊せない壁があったりなどです。

また、『行方不明のジェスとラルを探す』という、マップ上でとある小さいキャラクターたちを探すサブイベントがあるのですが、探す以前にそもそも視認性が非常に悪く「視認性が悪いのを逆手に取ってるのか?」「ウォーリーを探せなの?」と思うほどでした。

UI/UX 関係も微妙

さらに、装備の設定画面も使いづらく、操作性が悪かったり、装備したいものが探しにくかったりしました。

また、ゲーム内の店では『行方不明の隊員』に言及されていて購入できないアイテムがあったりしましたが、まだ見ぬ仲間が何処かにいるのかと思いきや、離脱したパーティーメンバー専用の装備だったりするなど、わかりづらい UI や表現・体験が多々ありました。

「やっつけ」っぽいダンジョンが多数ある

さらにダンジョンに関しても、『ダンジョン内に NPC が一人だけおり、そのイベントがすべて』『アイテムが 1 つだけ落ちていて、それで終わり(しかもカメラが遠方固定視点で、バイオ 1 みたいな操作性)』みたいな場所もあり「手抜き?」と思うものもちらほらありました

また、『カジノに言及されているのにカジノが使えるようにならない』といった理解できないものまでありました。

「開発コストの関係で実装されなかった・簡易実装した」というのが事情としてあるのでしょうが、いちプレイヤー視点で見ると「意味わからん」となるものが多かったです。

アスレチックステージみたいなのがある

「Only Up みたいなダンジョンがある」みたいな話は聞いていましたが、実際にやってみると『操作性がイマイチなのを逆手に取った無駄にむずかしいゲーム』みたいに感じてしまい、わたしはやる気がでませんでした。

戦闘時のカメラワークが悪い

戦闘不能の味方を生き返らせたい場合に対象が分かりづらいケースがあるなど、戦闘時のカメラワークが悪いと感じることも多かったです。

相手からの攻撃時にもカメラアングルのせいでパリーが非常に困難だと感じる事も多く、カメラワーク全体に改善の余地があると思いました。

パリーが無駄にむずかしいケースがある

攻撃時の敵のモーション、攻撃を受ける際の味方のモーション共に不自然だと感じるケースがけっこうあり、そのせいでアニメーションを見ながらパリーしようとすると失敗しやすいと感じました。

パリーの難易度を上げるために意図的にタイミングをずらしているようなケースもあるのだとは思いますが、それを考慮しても、『不必要に難易度が上がってしまっている』と感じるケースが多かったです。

SE や発光などでパリーのタイミングは暗示されているようですが、それらもわかりづらく、そういった細かいバランスの調整がイマイチだと思いました。

キャラクターにかわいさがほぼ無い

登場人物やキャラクターに関しても、それなりに、コミカルな描写やかわいらしさの演出があるとはいえ、正直、愛着が湧いたりする要素はなかったように思いました。

魅力がないわけではないのですが「キャラクターグッズなんて売れないだろうな」と思わせるようなキャラクターばかりだと思いました。

ここは日本人的なセンスと、西洋のセンスの違いなのかもしれません😅

半端に謎が残った部分があった気がする

『それぞれの仲間がどうやって生き残ったのか』『なぜルネは飛べるのか』『ギュスターヴはなぜ左手を失ったのか』など最後までプレイしてもよくわからなかったことが結構ありました。

ストーリーの理解が甘いまま進め、時には細かい会話を読まずに進めたのは事実なので、もしかすると説明されていたのかもしれませんが、ムービーなどでわかりやすく説明があってもよかったのでは?と感じました。

注意点

最後に注意点ですが、このゲームには日本語吹き替えがありません。

わたしは、気になりませんでしたが「吹き替えが欲しかった」「字幕だと集中できない」といった感想を結構見かけたので、同じ様な感想を持ちそうな人は、一度購入を考え直したほうがいいかもしれません😅

まとめ

全体的に「わかりにくい」「操作しづらい」「面倒くさい」と感じる要素が多いゲームでしたが、それを打ち消すほどのプレイしての楽しさもあったので、わたしは楽しくプレイすることができました。

高く評価されている理由も理解できるゲームであり、これだけ気になる点を挙げたわたしも、最終的な評価としては「面白かった」という感想になりました。

おすすめできるので、未プレイの方はぜひプレイしてみてください。

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