レビュー |
【レビュー】鍼治療?指圧?剣山!?凶暴な見た目のトゲトゲマッサージマット『Shakti Mat』

自律神経への刺激や血行に働きかける効果が期待できるマッサージマット『Shakti Mat』
本文
Instagram の広告で存在を知り、2024 年 10 月に購入して所有している Shakti Mat(シャクティマット)というマッサージマットを紹介します。
この商品は、定期的に SNS で話題になったり、インフルエンサーに紹介されており、そのたびに、そのユニークさから、このマットをはじめて知った人たちの関心を集める健康グッズになります。
この記事のポイント
- Shakti Mat は自律神経や血行に働きかけるマッサージマット
- トゲトゲした凶暴な見た目だが、なれると気持ちいい
- 使用する際に、やや面倒な印象あり
- いい商品だと思うが、SNS での評判は真に受けすぎない方がいい
- 類似商品にも注意
Shakti Mat について
Shakti Mat は健康のために使うマッサージマットです。
公式サイトによると、
- アキュプレッシャー(指圧)マット
- スパイク(鍼)マット
というウェルネスツールである、という説明がされています。
指圧とありますが、指圧のイメージよりは刺激が強め・尖めで、指圧と鍼治療の中間的なイメージのマッサージマットになっています。

プラスチック製のスパイク(トゲ)がマットに縫い付けられている。スパイクは肌を貫かず、鋭く『押し続ける』感じ。
ここで鍼治療というキーワードも出てきましたが、本当の鍼治療のように鍼が皮膚を貫通するようなものではなく、鋭い針状のスパイクが鋭く肌を押し込む様なものとなっており、肌を貫かない鍼治療、という感じなので、指圧と鍼治療というキーワードが説明で使われている事には納得感があります。
刺してないんです、鋭く・深く、押し続けるんです。
Shakti Mat は環境や社会にも優しい
また、マットはオーガニック素材で作られており、ひとつひとつがインドの職人による手作りとなっているそうです。
さらに、利益の 10% が寄付される様な仕組みになっていたり、現地の女性の雇用を支援しているなど、人にも環境にも優しい、という感じで、社会貢献もブランドのテーマとしてあるようです。
Shakti Mat の主な特徴
主な特徴
- 化学物質も有害物質も一切無しのエコフレンドリープロダクト
- リサイクル可能な医療グレード ABS プラスチック製のスパイクを使用
- GOTS 認証のオーガニックコットンと染料を使用
- 100% リサイクルフォームを使用
- 強度は 3 種類
- Light
- Original
- Advanced
- カラー
- ブラック、オレンジ・グリーン、ピンク(オリジナル)
- イエロー(Light のみ)
- インディゴ(Advanced のみ)
- サイズ
- 75 x 40 cm
- 社会貢献にもつながる
- インドの女性の雇用支援にもつながる
- インドの子供の教育のサポートにもつながる
使い方は 20 分寝転ぶだけ
公式サイトによると、使い方は 20 分ほどマットの上に寝転ぶだけ。
『シャクティ・ブリス』と呼ばれる少し暖かく気持ちよさを感じる状態になることが使用の目安時間となっているようで、20 分ほどでそのような状態になるようです。
段階的には下記のような体験があるそうです。
経過時間による体感の変化
- 10 - 20 秒
- 肌に少し違和感を感じる
- 20 - 40 秒
- 血流が移動し始める
- 1 - 2 分
- 肌が暖かくなる
- 2 - 4 分
- 体の深部に熱を感じる
- 4 - 6 分
- 心と体がほぐれる
- 6 - 20 分
- リラックス状態に
- それ以降
- 緊張感が抜けた状態になり、それがキープされる
期待される効果
公式サイトをみる限り、このマットに期待できる効果は以下のようなもののようです。
期待される効果
- 血行の促進
- 自律神経のバランスを整える
- 痛みやコリの緩和
- 体質改善
- 睡眠の改善
- ストレスの解消
- リラックス効果
- 自然治癒力を引き出す
わたしは、血行促進による疲労回復効果と、自律神経へのアプローチからくる睡眠の質の改善を期待して購入しました。
水風呂に似ている!?
よく考えると、
- あえて強い刺激を入れて自律神経を刺激することで、そのバランスを整えてくれる
- 血行がよくなり、疲れの回復につながる
という点は、水風呂や水シャワー、交互浴によく似ている気がします。
また、今回記事を書く際に調べていて知ったのですが、公式サイトにも下記のような記述があります。
冷水浴や深部組織マッサージと同じように、ツボを刺激し、あえて不快感を受け入れることで、緊張を解放し、これまでのリラックスの概念を変える力があります
わたしは、水風呂や水シャワー、交互浴を気に入っていて生活の中に取り入れているので、公式サイトに『冷水浴』というキーワードが書いてあることを知って、少しテンションが上りました笑
トゲトゲマットって痛くないの?
さて、肝心のマットの使い心地ですが、このマットに興味を持った人がまず気になるポイントは「痛くないのか」という点でしょう。
はじめて使った際の感想
痛さについてですが、わたしは、はじめて寝転んだ時は、痛すぎて 30 秒も持たずにギブアップしました。
ギブアップした後に「マジかよ、コレ…」と独り言を呟いてしまったほどで、長時間耐えられそうな気がしませんでした。
わたしは、わりと我慢強く、痛みに強いと思っていましたが、本当に「マジかよ…こんなに痛いとは…」という感想でした。
次第に慣れてくる。そして…
最初はとてもじゃないけど 20 分横になるなんて無理だと思っていましたが、せっかく買ったので何度も挑戦しました。
すると、何度か使用するうちに、なれてきました。
初日になれるか、と言われるとそうでもありませんが、何度か使っているとなれます。
そして、なんとなく体が熱い感じや、血行・血流を感じるような感覚があって、たしかに気持ちいい気がしてくるのです。
そして、血行の関係なのか、頭がスッキリするような感覚も個人的には感じます。
起き上がるときが一番痛い
慣れてくると寝ている時の痛みはあまり感じなくなってきますし、寝転がる際の痛みも「最初だけ」とわかっていれば気にならなくなってくるのですが、長時間寝た後に起き上がる時は痛いです。
肌に刺さった状態で肌に張り付いているスパイクを、少しづつ剥がしていくような感じになりますし、起き上がる際に体重のかかる部分が移動することになるので、痛い感覚があります。
怪我しないの?
不思議なことに、痛くはあるものの、トゲが刺さるような形になるのに血が出るほどの刺激ではないため、怪我をすることはありません。
ただ、体重をかけた状態で、そのまま横ズレする様な動きをすると、怪我をしたり痛い思いをする可能性はあると思います。
また、長時間使用した直後は、肌にスパイクの跡がたくさんついていて、ボコボコになります。
それでも、不思議なもので、血が出るような感じではないですし、何日も跡が残るようなものでもありません。
刺激の強度(痛さレベル)の選び方
痛みを伴うケアグッズである Shakti Mat には 3 つの強度が用意されています。
強度(刺激レベル)の選び方
- Level 1 - Light: スパイク x 8,000(刺激に弱い人向け)
- Level 2 - Original: スパイク x 6,000
- Level 3 - Advanced: スパイク x 4,000(一番刺激が強め、オリジナルが物足りない人向け)
スパイクの数が異なり、入る刺激(痛さ)が違う設計になっています。
わたしはオリジナルのものを購入し、使用していますが、オリジナルでも十分な刺激があり、最初は痛い程なので、使用したことのない方は、オリジナルを選択するべきでしょう。
刺激や痛みに弱かったり肌に不安がある方はライト、オリジナルをすでに持っており、刺激が足りないと感じている人はアドバンスを選ぶのがいいと思います。
痛みを和らげつつ使用する方法
わたしは普段はフローリングの上でこのマットを使っているのですが、硬い下地の上で使用すると、圧力が逃げないので、刺激が強くなります。
今回、記事を書くうえで、検証のためにベッドの上でこのマットを使用してみましたが、柔らかい下地の上で使用すると、痛みはややマイルドになり、表面的な気持ちのいい刺激をより多く感じることができました。
購入後に、刺激が強すぎると感じた人や、なれるために段階を踏みたい方は、柔らかいものの上でマットを使用してみたり、服を着た状態で使用してみるといいと思います。
使える部位
基本的に背中周りになる
基本的にこのマットで刺激を入れられるのは背中が中心になると思います。
公式サイトには、手のひら、脚、足の裏、首、腹、背中、側面に使えるという記載がありますが、基本的には使っていくうちに背中用になっていくのではないかと思います。
理由は、背中は面積が大きく上半身は重さもある為刺激を受けやすい為です。
それに対して、その他の脚などの部位は、凹凸が多かったり、重さがそこまでなかったりして、刺激を得られる範囲や刺激の強さに物足りなさを感じるのです。
実際、Shakti Mat の公式サイトで使われている写真や、購入者が投稿している写真などをみていても、ほとんどの人が背中につかっているように感じます。
また、うつ伏せになって、太もものフロントやお腹に使うかというと、わたしはやろうと思ったことはありません。
大きさ的にも、背中が中心になってくる
このマット、使用する人の身長にもよるとは思いますが、背中に刺激を入れながら、太ももやふくらはぎまで刺激を入れられる様な大きさではありません。
また、20 分寝転がるのを 2 箇所に分けて 2 回行う気にもなれないので、やはり使う先は背中になってきやすいと思います。
足裏に使えるか
足裏にはしっかり刺激が入るので、足裏にも使えますが、全体重が足裏の一点にかかってくる為、体の背面より痛い感じがあります。
また、後述しますが、床にマットを引きっぱなしにはしにくいので、気軽に足の裏をマッサージしたいわたしとしては、足裏用としては使いづらいです。
どれくらいの頻度で使っているか
正直、『毎日使う』というまでの頻度では使っていません。
ただ、『使うと気持ちがいい』という感覚はあるので『思い出したかのように使う』という感じになっています。
やはり、『20 分何もしないで寝転がる』という時間を作るのはわりと難しく、毎日は使えていないのが現状です。
効果はあるのか、感じるか、睡眠の質はどうなったか
使用している最中や使用直後の独特の感覚は癖になります。
刺激が強いので、しっかりとケアを行った、という満足感を得やすく、いい感覚が得られます。
実際に『自律神経が整うのか』『疲れが抜けるのか』『睡眠が改善するのか』というと、わたしはそこまで劇的な効果を感じているわけではありません。
イマイチなところ
ここからは、わたしがネックに感じている点について、説明しようと思います。
床面積を必要とする
この商品はマット状の商品なので、床に広げて使う必要があり、床に一定の広さを確保する必要があります。
また、リラックスして使うものなので、狭い場所で変な体勢で使う、というわけにもいかないので、しっかりとした広さが必要です。
床でやるとなるとスペースの確保はもちろんですが、床の汚れ具合なども気になってしまうので、掃除も必要になります。
裸になる必要がある
このマットによる刺激を最大限に享受するには、裸で使うのが好ましいと思います。
厳密には服を着てもできますが、着衣のままマットを使用しても、刺激があまりなく物足りないです。
なので、裸で使うのがベストだと思うのですが、裸になると当然寒いですし、周りに人がいる時はもちろん使いづらいです。
服を脱ぐ手間なども発生するので、うまく習慣化できていない場合、こういった小さな物理的・心理的ハードルが原因になって、使わなくなってしまう可能性があると思います。
最近わたしは、風呂上がりに、裸で、上半身に毛布をかけて使う、という技を思いつき、そのように使用しています。
ただやはり、こういう使い方をする際にも、それなりの下準備や、床の掃除などが必要になります。
寝床で使うにも、セットアップが面倒
スペースの確保の問題や、痛み対策、裸対策で、ベッドや布団上でこのマットを使いたい人もいると思います。
ただ、そういう場合でも、結局使うたびに布団をどかすなどしてセットアップする必要があり、面倒です。
就寝時にこのマットを使いマットの上で寝るのは、やや不安
また、夜、寝る際に下に敷いて常にシャクティマットの上で寝る、というスタイルも考えられますが、わたしは流石に怖くてできません。
使用したままウトウトすることあるくらいなので、『痛くて眠れない』という事はないですが、寝てる間にスパイクが原因の何かしらの事故が起こりそうという不安があります。
また、スパイクに布製品が引っかかるなどして布団カバーなどの痛みにも繋がりそうな感じがあり、そういった面でも、ベッドや布団上に敷きっぱなし、という使い方はむずかしいと感じます。
20 分ほど何もしない時間を確保するのは結構むずかしい
『20 分ほど、リラックスを目的としたまとまった時間を確保する』というのは、結構むずかしいものです。
また、本来は、リラックスして、何もせず横になっているべきですが、『なにもしないで長時間寝転がる』というのは意外と面倒に感じるもので、何かしたくなります。
しかし、ゴロゴロ転がって体制を変えたりはできませんし、基本的に天井を見続けるような体制になるため、スマホを触る程度のことはギリギリできますが、態勢的にテレビを見たりはできません。
腕を上げてスマホやタブレットを持ち続けるのも疲れるし、しんどいです。
わたしは完全に無になって、長時間ただ寝転がる事に耐えられないことが多く、しんどい思いをしつつスマホをいじってしまうことが多いです。
床に敷きっぱなしにしにくい
こういった健康器具を活用するコツは、いつでも簡単に使えるようにしておくことです。
使うまでの労力を極力減らしておくことで、心理ハードルや物理的な障害が減り、使用頻度が上がり、ケアグッズの恩恵が受けやすくなります。
しかし、このマットは、床に敷きっぱなしにしておくには、面積を取りすぎます。
また、踏んだら痛いので、敷きっぱなしは怖いと思います。
さらに、マット自体が軽いので床に敷きっぱなしだと、軽く足が当たるだけでマットの位置がズレます。
そういった意味でも、床に敷きっぱなしにはしづらいです。

Shakti Mat の裏面。特に滑り止めなどは無いため、蹴っ飛ばすとスーっとズレていきます。
軽いが、持ち歩きやすい訳では無い
持ち歩きたいケースがどれくらいあるかは不明ですが、このマットにはスパイクがあるので、持ち歩きは簡単とは言いづらいです。
トゲがある分、ぺちゃんこにはなりませんし、トゲが他の持ち物に引っかかったり傷つける不安もあり、持ち歩こうとは思えません。
値段が高い
マット自体は、クッション素材を布の袋で包み、その布の袋にプラスチック製の針パーツが縫い付けられているだけ、という印象です。
高級感があるかと言われれば、そんなに高級感があるわけでもなく、素材だけを考えた原価は低そうにもかかわらず、販売価格は高めです。
ユニークで先進的なツールを世に出すコストを考慮したり、効果を生みつつ体を傷つけない絶妙な調整の施されたプラスチック製の針の設計にはコストが掛かっていると思われるので、なんとか許容範囲といえますが、高いと感じることは確かです。
また、『手作り』『オーガニック素材』『利益の 10 % を寄付』といったこのメーカーの拘りが販売価格を高くしている一因な気もします。
効果を感じることができるか、と、上記のポイントまで考慮した上で値段相応の価値を感じることができるかが、この商品を高いと感じるか低いと感じるかを分ける分岐点な気がします。
購入する際の注意点
類似商品が多数存在する
Shakti Mat には類似商品が結構出ています。
おそらく、Shakti Mat の評判の良さから作られた模倣品だと思われ、それらは価格も安く設定されています。
わたしは、どんなものに関しても、オリジナルと模倣品がある場合はオリジナルの商品を買うようにしています。
ジャンルを開拓したり、最初に商品化するコストを考えると、そういったメーカーに還元してあげたい為です。
また、プラスチック製とはいえ鋭いトゲがついた商品且つ、肌に直接使うものなので、安心のためにも Shakti Mat を選びました。
同じようなものなら安い方を買いたいと思う人も多いと思うので、それぞれの判断にはなりますが、類似商品の存在については認識しておきましょう。
入荷待ちのタイミングが結構ある
わたしが購入を決意したタイミングでもそうだったのですが、在庫がないケースが結構あると思います。

Shakti の商品には首や頭に使いやすいピロー(枕)もあります
度々 SNS で話題に上がるので注文に波があるのかもしれませんし、インドで生産されている事などが理由で在庫を多く持っていないのか、事情はわかりませんが、人気の商品・人気のカラーは入荷待ちになってしまうことが多い印象があります。
欲しくても手に入らないことがあると思うので、欲しい人は在庫状況や購入のタイミングをよく見極める必要があると思います。
SNS での評価は鵜呑みにしすぎない方がいい
SNS では、『劇的な効果を得ることができる』といった極端な評価をよく見かける印象がありますが、感じ方というのは、個人差がある事です。
この商品は、強い刺激を伴う変わったグッズであり、それを使用する満足感から、プラセボ効果に近い思い込みによる感想が述べられているものが多いのではないかと、わたしは感じています。
サウナの効果などもそうですが、感じ方は人それぞれだと思います。
購入を検討する際は、効果を大げさに評価する人も多いということを念頭に置きつつ、さまざまな意見を参考にした上で検討することをおすすめします。
まとめ
癖のある健康グッズで、痛みを伴い、床面積を必要し、出しっぱなしにしにくく、裸で使う必要がある、という商品なので万人におすすめできるか、というとむずかしい商品だと思います。
効果についても、感じ方は人それぞれで、この手の健康ケア系のグッズが好きかどうかでも、感想は変わってくるものだと思います。
使用中は気持ちいい感覚があり、使用後の満足感、クセになる感覚もあるので、いい商品だとは思います。
ただ、値段も高いのもあり、多少の痛みを伴うユニークすぎるケアグッズなので個人的な評価は 4 寄りの 3.5 という評価になります。
個人的には気に入っていますし、好きな人は好きだと思うので、気になった方は購入して試してみてください。
この商品の評価
関連リンク
- シャクティマット - 鍼と指圧の利点を融合したマット - 公式サイト
- Shakti Mat - 公式 YouTube チャンネル(US)
- Amazon.co.jp: Shakti Japan Co., Ltd - Amazon 公式ブランドページ