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【レビュー】Beats Pro 有線ヘッドホン

By: 「Lately(レイトリー)」編集部

Beats By Dr. Dre(ビーツ・バイ・ドクター・ドレ), DJ 関連機器, ガジェット

すでに生産終了となっている商品ですが Beats Pro という有線ヘッドホンをレビューしてみようと思います。

この商品は Beats が Apple に買収される前の Monster Cable 社時代から販売されている古い商品です。

わたしはこの商品を Monster Cable 製の新品、中古を含め、計 3 度購入したことがあります。

Beats By Dr. Dre とは?

いまや Apple に買収され、大衆に受け入れらている Beats ですが、世に登場した際の最初のフックは、

『当時すでに大物プロデューサーとしてヒップホップ界に君臨していた Dr. Dre がヘッドホンを出す』

という点だったと思います。

最初のプロダクトである Beats Studio の箱の側面には Dr. Dre の言葉として、

People aren't hearing all the music.

Artists and producers work hard in the studio, perfecting their sound. But people can't really hear it with normal headphones. Most headphones can't handle the bass, the detail, the dynamics.

Bottom line: the music doesn't move you.

With beats, people are going to hear what the artists hear and listen to the music the way they should: the way I do.

と記載されており、

「今まで聞こえなかった音まで聞こえてくるぜ」

的な煽りがなされていました。

ローンチ後は、レディー・ガガなどのミュージシャンやスポーツ選手にガンガン着用させて、ミュージックビデオなどにもガンガン露出させるようなブランディングを行い、成功したイメージがある Beats ですが、大元をたどればヒップホップにルーツのあるヘッドホンブランドであり、低音が強めと言われる特徴的な音質にその名残が残っているとも言えます。

そのようなルーツのあるメーカーの製品だからか、今回紹介する Beats Pro は HipHop 系のラジオ局 Hot97 では未だに現役で使用されているようです。

Beats Pro とはどんなヘッドホン?

さて、そんな Beats Pro ですが、どの様なヘッドホンなのでしょうか?

Beats Pro は有線接続のヘッドホンであり、ノイズキャンセリング機能なども非搭載です。

本製品の立ち位置としては、名前に Pro とあるように、上級のラインナップであり主なターゲットは DJ だったのではないかと思います。

Beats Pro のいいところ

堅牢な作り

このヘッドホンの強みは、その堅牢な作りです。

「どこかが折れてしまうかも?」

といった心配はまったくなく built like a tank という表現がしっくり来る頑丈な作りになっています。

ケーブルを左右好みの側に出せる

もう 1 つ、このヘッドホンの特徴として、左右どちらのイヤーカップにもケーブルを差す穴があり、任意のサイドからケーブルを出せる、という点があります。

接続先の機器の位置や自分の利き手などに応じて、調整が可能なので地味に便利な機能です。

更に、ヘッドホン側の接続部分は捻ってロックできるので、アクシデントでケーブルが抜けることを防げます。

両耳共にスイベルが可能

Beats Pro はどちらのサイドもスイベルが可能です。

外音を聞きたい場合に片耳のイヤーカップ部分をスイベルすることで、片耳のみで音をモニタリングすることが出来ます。

折りたたみがある程度可能

Beats Pro は両サイドのイヤーカップをスイベルすることで、ある程度コンパクトに折りたたむことが出来ます。

ゴツい作りでありながら、ある程度小さくなる点はありがたいと感じます。

見た目がいい(好みの問題)

あとは、好みになりますが、見た目が割といいと思います。

おもちゃ感はまったくなく、プロフェッショナルな印象を与える見た目をしていると思います。

おすすめできないところ

上記のように、沢山いい点があるものの、いくつかの微妙なポイントもあります。

ピンチがひどい

このヘッドホンの最大のウィークポイントは、装着感だと思います。

締め付け(側圧)が強く、長時間つけてると、耳がとても痛くなります。

ゴツゴツとした作りでもあり、側圧問題を抜きにしても装着感は良いとは言えません。

塗装が剥げる

もう 1 つの、要注意ポイントは塗装です。

このヘッドホンには Detox Limited というブラックモデルや Lil Wayne シグニチャーモデルである赤いモデルなどもあるのですが、これらのモデルは塗装が施されていて、小さな傷でも下地が見えるような傾向があります。 黒&シルバーのモデルでは、この問題を感じることはありませんが、ブラックモデルは確実にこの問題を孕んでいます(赤は未確認)。

この塗装の問題は、ヘッドホンを乱暴に扱っていなくても、ハゲが比較的発生しやすいものになっている印象があります。

中古市場では、塗装が細かく欠けているものが結構出回っており、中古で入手を狙っている人は注意が必要です。

わたしは、黒モデルを中古購入した際に、塗装のダメージがひどく出品者と揉めました。

まとめ

すでに新品の入手は困難な商品なので、今さらこのヘッドホンを入手したいと思う人はあまりいないかと思いますが、いい点もアレば、微妙な点もあるヘッドホンです。

中古での入手を考えている人は、今回記載した様なポイントに注意して入手することをおすすめします。

参考にしたサイト


※ 誤字・脱字、内容の間違いなどございましたら、ぜひ 問い合わせX からご指摘ください。



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