Peak Design のモバイルマイクロアンカーは日常生活に馴染んだか
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Peak Design のモバイル機器向けのアンカーシステムの Micro Anchor
もくじ
本文
少し前に Peak Design から発表されたモバイル機器や小型カメラ、日常の小物向けのアンカーシステムであるモバイルマイクロアンカー。
Peak Design の大ヒット商品であるカメラ関連アクセサリー『アンカーリンクス』をさらに小型化したような製品ということで、海外から情報が出はじめた時点で一部の人達の間で「これは気になる」と評判になっていました。
わたしもその中のひとりであり、どのような使い勝手か気になっていました。
製品としては、リストストラップやクロスボディストラップ、マルチストラップなどのマイクロアンカーを採用したものが同時発売となっており、Peak Design から新たなエコシステムが誕生した形になります。
この記事のポイント
- アンカーとハウジングは小型&軽量で、装着後の存在感や重さがあまりない
- 外れそうな不安もなく、信頼性は高そう
- 着脱のクセ、ハウジングの表裏の制約による扱いにくさが頻繁な着脱では負担になる
- リング部分にカラビナのような仕組みがないのがやや使いづらい
購入の目的
わたしがこの製品を何に使いたいと考えていたかというと、カギを中心とした小物の携帯に使用しようと考えていました。
今まではトップ工業のソケットホルダーを使ってカギを運用していましたが、さらにいい運用方法がないか常に探していたので、Micro Anchor は「是非試してみたい」と思わされた製品でした。
今までカギの運用に使っていたもの
販売開始直後に品薄に
よさそうならすぐに購入しようと思っていましたが、使い勝手に関する情報が発売のタイミングでほぼなかったため、わたしはすぐには飛びつかず様子を見ていました。
しかし、そうこうしているうちに、発売後すぐに在庫切れになってしまい、しばらく入手困難な状況が続きました。
おそらく、同じようにこの製品に期待していた人が多かったのでしょう😅
結局購入しました・購入したもの
発売したタイミングでは様子見したものの、品薄状態が続き、それによって購買欲が刺激されてしまったのもあり、結局在庫が回復したタイミングで購入してしまったのが今回紹介する製品です。
わたしが購入したのは『 モバイルマイクロアンカー 3 パック(M-3PK-BK-1) 』という、マイクロアンカーとその受け(マイクロアンカーハウジング)のセットが 3 つ入った商品です。

Peak Design『モバイルマイクロアンカー 3 パック』(M-3PK-BK-1)のパッケージ
主な特徴
主な特徴
- 重さ:
- マイクロアンカー: 0.04 g
- マイクロアンカーハウジング: 約 2.1 g
- 耐荷重: 約 23 kg
- 型番: M-3PK-BK-1
いいところ
軽い・小さい
このシステムの一番のいいところは、そのコンパクトさです。
まずアンカーと呼ばれるパーツが非常に小さくできており、ジャマになりません。

マイクロアンカーを鍵に付けた様子。存在感はほぼなく、軽いのでじゃまにならない。
Peak Design のアンカーリンクスのアンカーは若干の存在感がありましたが、マイクロアンカーはかなり目立たなくなっています。
また、ストラップ自体も(アンカーリンクスよりは耐荷重は下がっているものの)アンカーリンクスのアンカーより、細くなっています。

カメラ用のアンカーリンクスと Micro Anchor の比較。かなり小型化されている。
ハウジングのパーツもプラスチック製なので軽く、全体的に大きさや重さが気にならない製品となっています。

トップ工業のソケットホルダーとの比較。軽さ・小ささともに、Micro Anchor に分がある。
自然と外れてしまいそうな心配はない
この手の製品で一番肝となるのは『外れてしまわないか』という点です。
その点においては、自然と外れてしまいそうな感じはなく、保持力という意味での安定性は非常に高いと思います。
気になるところ
着脱に慣れが必要
入手前に調べていた時点で気づきましたが、この製品は、着脱にコツや慣れが必要なものになっています。
Peak Design の日本総代理店の銀一や Peak Design Tokyo のアカウントがマイクロアンカーの着脱のコツについて発信しています。
「わざわざ販売元が使用方法についての動画を作る必要があるほど使い勝手にクセがあるんだろうな」という印象を購入前から持っていましたが、実際の使用感もそのとおりでした。
外し方にコツがあったり、「しばらく使っているとマイクロアンカーの内部パーツが馴染んできて着脱がしやすくなる」という声も見かけましたが、そういった『助走』が必要な製品というのは間違いないと思います。

着脱方法はマイクロアンカーの説明にも記載あり
個人的な印象としても、外す際にかなり引っ張る必要があり、コードの部分がちぎれてしまうのではないかと心配になります。
当然、耐久性に関しては考慮されて作られている製品だと思いますが、外す際にストラップのボールの根元部分に局所的にかなりの負荷がかかるような作りになっていることは間違いなく、どの程度の耐久性があるのか気になっています。

ストラップ部分は 2 層になっており、赤い部分が見えてきたら交換の合図
ハウジングに裏表があり、決まった側からでないと着脱できない
また、使いづらいとおもうのは、ハウジングには表裏があり、マイクロアンカーを押し込める側が決まっている点です。
ハウジングには水平方向に回転する機構はなく、着脱の際は表裏をしっかりと判別した上で、アンカーの着脱ができる側を探しておく必要があります。

アンカーをはめ込む部分の底には金属のボールが仕込まれており、このパーツが上下に動く事で着脱出来る。
これは実運用上、思ったより面倒で、ただでさえ着脱がむずかしいのに、この問題まであるため、ノールックでワンハンド着脱みたいなことが結構むずかしいです。
ハウジング側のループにカラビナのような仕組みがない
着脱関係以外でも気になる点があります。
それは、ハウジングにあるループに、キーリングやカラビナのような別のループを入れるような仕組みがない点です。
ハウジングをぶら下げたい側に、このハウジングを受け入れる仕組みがある必要があり、場合によっては、余計なリングやカラビナが 1 つ必要になる可能性があります。

ループ(リング)は、カラビナのようになっていないので、直接取り付けられないケースがある
また、ハウジングのループは幅や若干の厚みもあるため、よくあるキーリングの隙間をこじ開けてカギを通す様なタイプのキーリングには通すのがむずかしいと思います。
ストラップが短め
また、マイクロアンカーのストラップ部分は短めです。
さらに別のストラップ製品と接続する前提の製品だからとおもいますが、ストラップをつけておくものが太さがある場合、結び目を作ることで結果的にストラップ部分が短くなってしまい、少し不格好になります。
長すぎても使いづらいものだとは思いますが、もう少し長いとよかった気がします。
値段も安いわけではない
わたしが購入したものはマイクロアンカーが 3 つ入っているセットになりますが、その販売価格は 3,300 円となっています。
1 つあたり 1,100 円という計算になるので、そう見ると少し高いのかなという印象になります。
まとめ
Peak Design のアンカーリンクスシステムは、カメラ機材関係においては高い評価を受けていた製品です。
そのため、同じ Peak Design から出たこのモバイル向けのマイクロアンカーに大きな期待を持っていた人は多いのかと思いますが、個人的には『傑作』というレベルではないと感じました。
この手の製品は、頻繁な着脱が発生するユースケースにおいていかに手間なく使えるかが使い勝手に直結してきます。
外れてしまう心配はないものの、『着脱がスムーズではない』というのはこの手の製品にとっては致命的かな、と思います。
ただ、頻繁な着脱がない場合、活躍してくれるアイテムかもしれません。
この商品の評価
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